山の恵み
山の幸というと春の山菜や夏の川魚、秋のキノコ等が思い出される。数えきれないほど山から恵みを戴いてる。ガマズミは初夏に白い花を咲かせ、赤い実は霜が降りると甘酸っぱくなる。小粒なのに種が大きいので食べないけれど、これで果実酒を作る人もいる。山の初冬を飾ってくれる。
山の冷気や清水は最高のぜいたくとも言える時代。雹や熊の被害にもめげず、リンゴの生産が盛んな農家も多い山間地。生食が一番好みだが、種を取り除き中にレーズンとバターとシナモン、砂糖を少し詰めた焼きりんご。漂う香りに幸福感でいっぱいになるオヤツ。
原木で栽培した椎茸はもちろん、ナメコやヒラタケも嬉しいもの。うっかりすると収穫時期を逃してしまう。忘れた頃に見廻ると又、頭を出していたりする。大きくなり過ぎたヒラタケから胞子が飛散しているのを発見。何度も何度も白く息巻く感動の瞬間を必死にとらえたけれどお分かりいただけるかどうか。
ブルーベリーの栽培に火がついた夫は今年、いろいろな種類の苗木を大分増やした。根元の保護に針葉樹の枯れ葉が良いらしく、初雪の前に梳き込んだ。来年は無理としても、四季を通して収穫できる日が楽しみ。花と実と紅葉の三拍子そろうのも気に入ってる。
ナツハゼはジャムにしても美味しく野生のブルーベリーとして人気がある。犬のサチが楽しみにするものの一つ。四季生りの最後のワイルドストロベリーも、サチの口へ。日本ミツバチの採蜜は、とうとう諦めた。女王蜂やまだ細々と咲く菊に飛んでくる蜜蜂の家族に今年は捧げる。仕掛けのペットボトルには、おとり用の蜜と酢と酒が入っていて強敵のスズメ蜂を捕獲した。
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